横浜MF扇原　リーグ中断期間中の成長誓う　再開に向け「皆さんと一緒に乗り越えられたら」

練習後、取材に応じるMF扇原
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　横浜F・マリノスのMF扇原貴宏（28）がJリーグの再延期に理解を示し、中断期間中の成長を誓った。

　Jリーグは前日12日に3月中の全ての公式戦の延期を決定した。一夜明けた13日、一般非公開練習後に取材に応じた28歳は「選手としては試合がしたかったのは正直な気持ちとしてはあるが、4月3日の開催に向けて自分たちは準備するしかない」とキッパリ。「“サッカーがうまくなりたい”という気持ちさえあれば、この準備期間も有効に使える。チーム全員で高いモチベーションでやれている」と力を込めた。

　クラブは練習後の体温チェックや、毎日手洗いとうがいの徹底を呼びかけるなどして選手やスタッフの感染予防に努めている。「みんなが触る器具もトレーナーの方達が消毒してくれたり、本当にいろいろな方の協力で体調管理を徹底してもらっている」と扇原は言う。自身もプライベートな時間の外出をなるべく回避。個人でトレーニングする際も人がいない時間に行うなどしていると明かした。

　「4月中の再開をファンサポーターも待ち望んでいると思うので、自分たちもそこに向けてコンディションを作っていく。不安な気持ちもあると思いますけど、この状況をファン・サポーターの皆さんと一緒に乗り越えられたら」

　世間での認知度が高く、発信力のあるJリーガーとしての役割も自負。「代表選手なども手洗いうがいの重要性を（SNSなどで）発信していますし、マリノスの選手として自分たちにできることはあると思っている。一般の方に向けて、少しでもいい影響を与えられるなら積極的にやっていきたい」とも話した。