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バルサ移籍浮上 C大阪・西川潤 同学年の久保に「“負けてられるか”という気持ちは持っています」

[ 2020年1月18日 05:30 ]

小さいボールを使ってC大阪の先輩たちとリフティングをする西川
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 桐光学園(神奈川)からC大阪に新加入したMF西川潤(17)が17日、大阪市此花区での練習後に本紙のインタビューに応じた。生まれ育った神奈川を離れて大阪に来た理由や、同学年の日本代表MF久保建英(18=マジョルカ)に対する思い。昨年はU―20W杯日本代表に飛び級で選出され、スペイン1部バルセロナも獲得を狙うレフティーが、プロ1年目の目標などを語った。

 ――複数クラブから誘いがあった中でC大阪を選んだ理由は?

 「“好きになった”というところですよね(笑い)。雰囲気や、接する人とか。“好き”にはいろんな要素が含まれているんですけど、トータルで考えてセレッソが好きになったことが一番大きかった」

 ――神奈川で生まれ育って、大阪で生活することに抵抗は?

 「大阪ならではの勝ち気な部分というか、ガッツというか。南野選手や堂安選手が持っている“自分が道を切り開くんだ”という気持ちが自分には必要だと思ったので」

 ――バルセロナが獲得に乗り出すという報道もあったが、いつか海外でプレーしたいという思いは?

 「それはあります。ただ、自分は目標設定を徐々に積み上げていくスタイルで。もちろん“世界のトッププレーヤーになる”といった大きな目標はありますけど、目標を設定して全部クリアできるかといったら、そうじゃない。自分の今の状況、成長具合とかを見極めて目標を決めていく感じです」

 ――今の目標は?

 「セレッソでレギュラーを獲ることですね」

 ――同学年には久保選手もいて、同じ川崎市出身だが?

 「最寄り(の駅)が一緒で。彼が所属していたFCパーシモンの近くのチームで自分はプレーしていて、彼はその時から有名でした。小学校の低学年のときに見たことがあるんですけど“こういう選手がいるんだ”と。その頃から実力は抜けていましたね」

 ――比較されることも多いが、西川選手にとって彼の存在とは?

 「同い年で、なおかつスペインで活躍している選手。ライバルと言ったらおこがましいし、勝手に自分が思っているだけですけど。“負けてられるか”という気持ちは持っています」

 ――夏には東京五輪も控えている。

 「可能性があるなら狙わなければいけない。そのためにも、まずはセレッソで自分のプレーを表現することに集中していきたいと思います」

 ◆西川 潤(にしかわ・じゅん)2002年(平14)2月21日生まれ、神奈川県川崎市出身の17歳。青葉FCでサッカーを始め、横浜ジュニアユースから桐光学園に進み、U―17日本代表のほか、飛び級でU―20日本代表にも選出された。1メートル80、70キロ。利き足は左。

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