松本 松田さん命日に届けた!難敵川崎Fから初の勝ち点1

[ 2019年8月5日 05:30 ]

明治安田生命J1第21節   松本0-0川崎F ( 2019年8月4日    等々力 )

<川崎F・松本>試合後、松本サポーターは松田直樹さんの横断幕を掲示(撮影・篠原岳夫)
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 松本山雅は4日、川崎Fと0―0で引き分けた。11年に急性心筋梗塞で亡くなった松田直樹さん(享年34)の命日でリーグ連覇中の強敵から初の勝ち点を獲得した。FW阪野豊史(29)が移籍後、初先発を果たして奮闘。8戦未勝利と厳しい状況は変わりないものの、敵地で大きな勝ち点1となった。

 見せ場はいきなり訪れた。開始1分、相手からボールを奪うと阪野がドリブル突破。ゴール目前まで迫り、最後は相手DF2人がかりで止められたが、積極的に前へ行く姿勢は後半アディショナルタイムに交代するまで終始変わらなかった。得点こそなかったものの加入後2試合目で早くもチームに適応した。

 「集中力を持って戦えばチャンスも増える。攻撃の機会が増えれば得点も奪える」と意気込んでいたように、守備では相手に果敢にプレス。守備の意識をしっかり持ち、少ない好機では積極的にボールに絡んだ。反町監督も「阪野がしっかり相手にチェイスすることで中盤の負担は少なくなった」と評価。勝利こそ奪えなかったが、昨年のリーグ王者に対し堂々とした戦いぶりを見せた。

 試合前には松田さんのユニホームを全員で着用。チーム一丸となって勝利を目指した。田中隼は「何とかアウェーだけど勝ち点を持ち帰りたい」と話して敵地に乗り込み、川崎Fから通算4試合目で初めて勝ち点を奪った。

 横浜時代に松田さんとプレーした経験を持つDF浦田もケガが回復し、後半から交代でJ1初出場を果たした。この試合でMFセルジーニョ、MF町田も復帰。日本代表FW前田大然をポルトガル移籍で失ったのは大きいが、DF橋内やDFエドゥアルドの復帰も近く、定位置争いは激しくなっていく見通しだ。指揮官は「競争は激化している。チャンスをつかみ取ってほしい」とさらなるアピールを選手に促す。8戦未勝利で16位と苦況は続くが、トンネル脱出の兆しは見えている。

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