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ビジャ3戦連発!6戦ぶり黒星もJ最年長得点王見えた

[ 2019年7月7日 05:00 ]

明治安田生命J1第18節   神戸1-2清水 ( 2019年7月6日    アイスタ )

<清水・神戸>前半29分、ドリブル突破し左足でゴールを決めたビジャ(右から2人目)(撮影・久冨木 修)
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 神戸の元スペイン代表FWダビド・ビジャがアウェー・清水戦の前半29分に先制弾。3戦連発の今季10点目で得点ランクのトップに立ち、Jリーグ最年長(37歳)得点王に向けてエンジンがかかり始めた。

 今季2度目の2連勝が手中からこぼれ落ちた一戦でも、世界最高峰の“クラッキ(名手)”の輝きは色あせない。「ゴールは自信を保つのには良いことだよ」。1点を追う前半29分、巧みな駆け引きからビジャが清水DFラインの背後に抜け出す。そしてプレスに来るDFが足を出せない位置にトラップ。最後は超絶ダブルタッチで、詰めてきたGKとの間にシュートコースを作り、左足で柔らかく流し込んだ。

 リーグ3戦連発で、最速の2ケタ10得点。「もちろんチームの勝利が一番大事だ。ゲーム内容としては五分五分。引き分けが妥当だと思う。向こうは用意していたセットプレーをモノにした」。6試合ぶりの黒星に笑顔はなくても、37歳でも衰えのない実力は証明した。

 左足骨折で全治5カ月の大ケガを負った11~11年シーズンを除く、キャリア19年目で18度目の2ケタ得点。「走る」「ボールを止める」「蹴る」。サッカーに必要な基本スキルが高次元で備わっていることが、コンスタントに得点を挙げることにつながっている。

 37歳で得点王に輝けばJ史上最年長記録。「自分のチームに問題があると思っている。ベストなパフォーマンスを出せなかった」。主将のスペイン代表MFイニエスタが反省を口にした一方、着実にJリーグにフィットしてきたビジャの存在は頼もしい。

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2019年7月7日のニュース