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清水 今季初のホーム3連勝!ドウグラス J1記録新7試合連続得点

[ 2019年7月7日 06:00 ]

明治安田生命J1 第18節   清水2―1神戸 ( 2019年7月6日 )

<清水・神戸>決勝弾を生み出した清水DF二見(左)とFWドウグラスは大喜び
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 J1の清水はFWドウグラス(31)のクラブJ1記録新となる7試合連続得点の決勝弾で、2―1と神戸に勝利した。DF二見宏志(27)のロングスローの決勝アシストも光り、今季初のホーム3連勝となった。

 二見のロングスローが、ピシャリとドウグラスの頭に合う。相手長身DF陣の頭のさらに上をいくスーパーヘッドで、背番号49は決勝弾と記念弾を生み出した。

 24年ぶりのクラブ記録更新。「二見選手からセンタリングのような球が来た。まるで足で蹴ったような。自分は決めるだけ。とにかく勝てて最高にうれしい」。主役のガッツポーズにアイスタは歓喜の渦に包まれた。

 1―1の後半23分。左サイドで得たスローイン。二見が「(篠田)監督からは“機会があれば自分の判断でやっていい”と言われている」という「武器」を約40メートル投げ込んだ。エースがネットを揺らすと、自身も拳を突き上げ、最高のアシストを自ら祝福した。

 ドウグラスは前半にも、ピッチ中央からの豪快なドリブルで相手を抜き去り、北川の先制弾をアシスト。すべての得点に絡む献身的な働きに、篠田監督も「役割をきっちりこなしてくれた」と絶賛した。

 日本での生活は通算8年近く。簡単な日本語会話なら通訳も通さずに可能なほどなじんでいる。練習中も寡黙で、イレブンからの信頼も厚い。仲間の絆を大事にし「自分の得点もうれしいけどサポーターにも感謝」と謙虚な姿勢を崩さない頼れる助っ人だ。
 13日の敵地・G大阪戦ではJ1記録のFWフリオ・サリナス(横浜M)が98年にマークした8試合連続得点にも挑戦する。「フリオ・サリナス?知らないんだ。今、初めてその名前も聞いた」と大記録目前もどこ吹く風。この落ち着きが、難敵相手の快勝をもたらしたのは間違いない。
(大木 穂高)

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2019年7月7日のニュース