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森保J エクアドル戦大量点取る!2点差以上勝利で自力突破

[ 2019年6月24日 05:30 ]

南米選手権1次リーグC組   日本―エクアドル ( 2019年6月24日    ブラジル・ベロオリゾンテ )

<日本代表練習>華麗な足技を見せる久保建(左)(撮影・大塚 徹)
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 南米選手権に参加中の日本代表は、24日(日本時間25日)に決勝トーナメント進出を懸けてエクアドルとの1次リーグ最終戦を戦う。22日(同23日)はブラジル・ベロオリゾンテで調整した。A組のペルーがブラジルに大敗したことを受け、2点差以上の勝利なら自力で突破が決定する。森保一監督(50)率いる日本代表が、南米大陸初勝利で“ミネイランの歓喜”を呼び込む。

 ウルグアイ戦に引き分けた時、ロッカールームで満ち足りた表情を浮かべた選手は誰もいなかった。その思いを、エクアドル戦でぶつける。「満足せず、次のエクアドル戦で勝利を目指す準備をする。グループリーグ突破に向けて準備してほしい」。森保監督の言葉には、試合直後から8強入りへの強い思いがあふれていた。

 A組のブラジルが22日にペルーに大勝したことで、日本は2点差以上で勝てば自力で突破が決定する状況となった。この日、ウルグアイ戦先発組のMF三好らが軽めのメニューにとどめる中、日本人A代表最年少ゴールを狙うMF久保は、左足シュートを打ち込む居残り練習を敢行。MF中島も「2点、3点、できる限り多く点を取るということは考えている」と1次リーグ突破に向け、得失点差も視野に入れてプレーすることを明かした。

 開幕前、ブラジル有力紙グロボの期待値ランクは12カ国中最下位だった。そんな低評価を覆すチャンスは目前に迫っている。会場となるミネイラン競技場は、14年W杯で開催国ブラジルがドイツに1―7の大敗を喫し「ミネイランの惨劇」と呼ばれた。サッカー王国に大波乱を巻き起こした地で、日本も南米大陸での初白星による波乱を狙う。主将の柴崎は「一試合でも多く、決勝トーナメントでこういう南米の国とやるチャンスをつかみたい。間違いなく一番重要な試合になる」と力を込めた。

 ▽南米選手権1次リーグ突破条件 A~Cの各組上位2チームと、各組3位のうち成績上位2チーム、計8チームが決勝トーナメントに進む。各組3位の順位決定は勝ち点、得失点差、総得点、フェアプレーポイント、くじ引きの順。A組3位のペルーを日本が上回る条件は最終戦での2点差以上の勝利。勝ち点4で並び、得失点差で逆転できる。また1点差勝利の場合は2―1以上で勝ち点4、得失点差―3で並び、総得点で上回る。1―0の場合は勝ち点、得失点、総得点で並び、警告数などフェアプレーポイント次第となる。

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