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森保監督 川島&岡崎先発で活性化!“圧倒的存在感”若手の刺激に

[ 2019年6月22日 05:30 ]

南米選手権1次リーグC組   日本2-2ウルグアイ ( 2019年6月20日    ブラジル・ポルトアレグレ )

<ウルグアイ・日本>後半、体を張って守る川島ら日本代表イレブン(撮影・大塚 徹)
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 森保監督はベテランの岡崎と川島を投入する大胆な起用に打って出た。五輪世代の経験の場を割いてまで、伝えたかった意図。その狙いが、強豪ウルグアイからの勝ち点奪取につながった。

 0―4で大敗したチリ戦翌日。先発以外の練習で最後までシュートを蹴り込んでいたのは、33歳の岡崎だった。暗いグラウンドを走り、最後までクールダウンしていたのは36歳の川島だった。

 南米勢と南米で対戦できるまたとない機会。しかも最も重圧の懸かる初戦のチリ戦は、「自分たちで難しい試合を戦うことで成長につながるのではないか」と意図的に五輪のオーバーエージ(OA)枠同様に柴崎、中島、植田の3人しか年長選手を起用しなかった。だが、指揮官は、中2日の調整の中で考えを改めた。

 練習で計測する走行距離や心拍数などのさまざまなデータは2人の練習から100%を尽くす姿勢が示す数字が驚くほど高いことを示していた。「データ的にも主観的にも試合に出てチームを引っ張っていってほしい」と起用を決意。前日に伝えられた川島も驚く起用だった。結果、岡崎はニアでつぶれ役となって2点目を演出し、川島はカバニとの絶体絶命の1対1をスーパーセーブ。2人は選手としても五輪世代をしのぐ活躍を見せた。

 左サイドバックでフル出場した杉岡は言う。「(年長)5人の存在感というのはとてつもなく大きく感じた。相手との差もそうだけど、A代表に選ばれ続けている人たちとの差もこの試合で感じた」。五輪本番では不可能な布陣。今だからこそピッチの中で伝えられる大切な財産が残された。

 本大会はDAZNが独占中継

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