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元スペイン代表35歳トーレス 鳥栖で引退…8・23神戸戦イニエスタとラスト競演か

[ 2019年6月22日 05:30 ]

引退を発表した鳥栖FWトーレス(左)。盟友である神戸MFイニエスタとの対戦は再び実現するのだろうか…
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 鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス(35)が、21日、現役引退を正式に表明した。本人が自身の会員制交流サイト(SNS)で発表し、続いてクラブ側も発表した。

 SNSでトーレスは「重要なお知らせがあります。18年のエキサイティングな年月を経て、私のサッカーのキャリアに終わりを告げる時が来ました」と引退を表明。また、「次の日曜日、日本時間23日朝10時から東京で記者会見して詳細をお話しする」と告知した。

 トーレスはスペイン代表として10年W杯南アフリカ大会で母国の初Vに貢献。プレミアリーグの名門チェルシーでは欧州CLも制覇し、12年欧州選手権では得点王にも輝いた。世界的な人気を誇るスター選手が、昨夏にJリーグ、中でも地方都市である鳥栖に加入した際には世界中の話題になった。

 昨季はリーグ終盤に3得点を挙げ、J1残留に貢献した。だが今季はトーレスの希望でスペイン人のカレーラス氏を監督に迎えたが、成績不振により4月限りで退任。自身も古傷の右膝などケガに悩まされ、今季の先発は6試合のみでゴールはなく、チームも最下位にあえいでいる。

 鳥栖は22日、敵地で札幌と対戦。トーレスは6試合ぶりの先発出場が濃厚とみられる。関係者によれば、8月23日、ホームでの神戸戦がラストゲームになる可能性が高い。スペイン代表で共に戦った親友イニエスタとの対戦を最後に、惜しまれつつも日本でユニホームを脱ぐことになる。

 ◆フェルナンド・トーレス 1984年3月20日生まれ、スペイン・マドリード出身の35歳。アトレチコ・マドリードの下部組織で育ち、FWとして2000年、トップ昇格。07年、プレミアリーグのリバプールへ移籍、11年1月から所属したチェルシーで欧州CLを制覇。14年にACミラン、15年1月にAマドリードに復帰した。18年7月に鳥栖に移籍し28試合3得点。スペイン代表として10年W杯南アフリカ大会優勝。08年、12年欧州選手権を制覇。1メートル86、78キロ。利き足は右。

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2019年6月22日のニュース