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名古屋・DF菅原、覚悟の2年目 本田背番「24」で狙う“下克上”

[ 2019年2月9日 05:30 ]

 【J1注目の男】名古屋・菅原由勢は天国と地獄を味わった18年だった。2月24日、J1リーグ第1節のG大阪戦。元日本代表MF稲本潤一に次ぐ17歳7カ月27日でのJ1開幕スタメンを飾った。守備力にパスセンス。高校2年とは思えないプレーで風間監督の信頼を勝ち取り、G大阪戦以降は12戦連続で先発出場を果たした。

 だがチームが勝てない時期と重なり、5月12日の長崎戦以降は出番が消失。リーグ戦13試合、ルヴァン杯4試合、天皇杯2試合は決して悪くない数字とはいえ、不完全燃焼に終わった。それだけに「通用した部分、通用しない部分を気づけたのは大きい」と今季に懸ける意気込みは強い。

 現状ではセンターバックの5番手だが、クラブ側の期待は高い。昨季は「41」だった背番号が「24」に変更。MF本田圭佑が名古屋時代に背負った“出世番号”を与えられた。「特に意識はしない。それ以上に活躍しないといけない。この番号を輝かせるのは自分自身ですし、気負いはない」と話す一方「期待は感じているし応えたい」と気持ちを新たにしている。20年東京五輪出場を見据える大器は、この地位に甘んじるつもりはない。

 「出続けるくらいのパフォーマンスを見せていかないといけない。(昨年を)成長の糧にするかどうかは自分次第」。虎視眈々(たんたん)と“下克上”を狙う。

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サッカーの2019年2月9日のニュース