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浦和 新加入の杉本健勇 ノ―ルックアシスト 興梠弾演出「慎三くん見えていた」

[ 2019年2月9日 05:30 ]

練習試合   浦和6―3沖縄SV ( 2019年2月8日 )

練習試合でプレーする浦和の杉本(左)
Photo By 共同

 浦和は沖縄2次合宿最終日の8日、九州リーグ所属の沖縄SVと練習試合(1本目50分、2本目60分)を行い、6―3で勝利した。1本目の34分に新加入のFW杉本健勇(26)が絶妙なコンビネーションからFW興梠慎三(32)の得点をアシスト。2トップが今季初実戦で抜群の破壊力を示した。“新ホットライン”は他チームにとって脅威となりそうだ。

 新コンビの破壊力が1プレーに凝縮されていた。2点を先行されて迎えた1本目の34分。エヴェルトンの縦パスを受けた1メートル87の杉本が、ゴールを背にノールックで浮き球のパスをゴール前に送ると、走り込んでいた興梠が左足ダイレクトでネットを揺らした。C大阪から移籍した杉本が「慎三くんの動きは見えてました」と言えば、興梠も「健勇の周りを走っていればボールが出てくる」。2トップを組んでわずかながら、今季初実戦で早くも絶妙な呼吸を見せた。

 興梠、杉本ともに代表経験のある日本屈指のストライカー。17年は最終的に川崎Fの小林にタイトルを譲ったが、興梠が20得点、杉本が22得点と激しい得点王争いも繰り広げた。ともに裏に走って良し、ポストプレー良しの万能タイプFW。その2人がマッチすれば破壊力は計り知れない。沖縄では2部練習のハードなメニューを消化し、興梠は「(健勇は)レッズに今までなかった高さがあるので大きな武器になる」と話し、杉本も「練習からやりやすい」と手応え十分だ。

 今季公式戦初戦は16日の川崎Fとのゼロックス杯。沖縄SVはプレシーズン最初で最後の対外試合となる見通しだが、オリヴェイラ監督は「年間70試合近くある。せっかくの時間は練習に割きたい」と問題なしを強調。ゼロックス杯も杉本との新コンビで臨む可能性が高い興梠は「川崎対策はばっちりやっている」と自信をのぞかせた。まずは昨季リーグ覇者にその破壊力を見せつけるつもりだ。

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2019年2月9日のニュース