冨安 決めたアジア杯最年少弾!難敵サウジ完封で8強

[ 2019年1月22日 05:30 ]

アジア杯決勝トーナメント1回戦   日本1―0サウジアラビア ( 2019年1月21日    UAE・シャルジャ )

<日本・サウジアラビア>前半、冨安(右から2人目)が頭で競り勝ち先制ゴール(撮影・小海途 良幹)
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 日本代表は21日、決勝トーナメント1回戦で中東の雄、サウジアラビアを1―0で下し、8強進出を決めた。前半20分、DF冨安健洋(20=シントトロイデン)が柴崎岳(26=ヘタフェ)の左CKに頭で合わせて国際Aマッチ初得点。20歳77日での決勝弾はMF堂安律の20歳207日を更新しアジア杯での日本人最年少ゴールとなった。24日の準々決勝では4強を懸けてベトナムと激突する。 試合結果  アジア杯日程&結果  日本代表メンバー

 1メートル88の長身が、天高く跳んだ。有言実行の殊勲弾が決まった。前半20分、柴崎が左CKを蹴る瞬間、ニアへ走り込むと見せかけてマークを外した冨安は、ひときわ高い打点から頭でネットを揺らした。流れを一気に変える一発。「うれしかったです。でもそんなにゴール取る選手じゃないので、喜び方とかもあまり分からなかったです…」。シャイで控えめな20歳は、照れながら振り返った。

 20歳77日の国際Aマッチ初得点で大会の日本人最年少得点を更新。「押し込まれていたので、セットプレーで一発取れればいいなと思って」。ファーサイドが開くという分析を基に、隙を見事に突いた。

 実はこの一戦の前に「得点を取れる選手になりたい」と話していた。ヘディングは苦手分野。小学生時代から背が高かったがゆえ、ジャンプしなくてもヘディングは勝ててしまった。オマーン戦では競り合いに勝てず、自主練習を敢行。そのとき斎藤コーチや酒井から「どんどん経験していけ」と助言を受けていた。直後の試合で決めた一発。抜群の修正力と有言実行で決めた決勝弾だった。

 福岡で育った。市の少年チーム、三筑キッカーズに所属した小学生の頃から、総監督の辻寛二氏が「ドリブルさせたら恐らく福岡県で追いつける足を持っている子はいなかった」と話すほどの快足。高い身体能力を武器に、高2の15年に福岡史上初となる高校生Jリーガーになった。昨年1月にベルギー1部シントトロイデンに電撃移籍すると、2季目の今季は公式戦全24試合でフル出場。東京五輪世代ながら森保ジャパンにも堂安らとともに立ち上げから呼ばれた。欧州でも名をとどろかせており、ドイツ、スペイン、プレミアからは問い合わせが殺到している。

 この日は本職の守備でも真価を発揮。吉田との長身コンビで壁となり、クロスを何度もはね返した。「うれしかった」得点後の余韻は一瞬でかき消えた。「攻撃より守備で良さを出せる選手。まだ序盤でしたし、ゲームが終わるまではとにかく集中を切らさないことを意識していた」。攻めて良し、守って良し。日本待望の世界基準のセンターバックが攻守に輝きを放ち、8強へと導いた。

 ≪DFでは代表最年少弾≫DF冨安の国際Aマッチ初得点が決勝ゴール。20歳77日のAマッチ初得点は年少歴代9位にランク。DFでは内田篤人(20歳87日)を抜いて最年少となった。また、アジア杯でも今大会1次リーグ・トルクメニスタン戦のMF堂安(20歳207日)を抜き最年少弾。

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