J2徳島、DF井筒が“プロサッカー選手”引退 サポへ惜別メッセージ「スポーツには価値がある」

[ 2019年1月7日 18:52 ]

 J2徳島は7日、DF井筒陸也(24)が18年シーズンをもってプロサッカー選手を引退すると発表した。19年からは関東リーグ2部のCriacao Shinjukuでプレーする。

 関学大時代は4年次に主将を務め、呉屋大翔、小林成豪らとともに関西学生選手権、関西学生サッカーリーグ、総理大臣杯、全日本大学選手権(インカレ)を全て制覇する大学4冠を達成。16年から徳島でプレーし、貴重な左利きのDFとして3年間でリーグ戦通算54試合に出場した。

 SNSでの積極的な情報発信や、その理路整然とした内容で、多くの徳島サポーターから“井筒先生”の愛称で親しまれた24歳。「3年間ありがとうございました。賛否両論あるのは悪くないことだと信じているのですが、それにしても、この斜に構えたブランディングと無愛想な顔のせいで、感謝の気持ちが伝わってないとすれば、それは心残りです。なので何度でも言います、本当にありがとうございました」とコメントした。

 続けて、スポーツ界に対する自身の思いを吐露。「良い選手が揃えば勝てるか?と聞かれれば、半分はイエスですが、半分はノーです。このノーの部分には、戦術だけでなく、ビジョン、想い、エンゲージメント、そしてサポーターの声援というような、目に見えないパワーがあります。能力・技術で劣っていても、お金が少なくても、出自も言語も思想も何であれ、勝つチャンスがある。だから、スポーツは面白いんです。世の中もきっと同じことですが、それに気づくのが難しくて人々は挑戦出来ない。だからこそ、それをスポーツが証明して、勇気を配る必要がある。それが出来るから、スポーツには価値があるんです」。

 「『サポーターの声援って、勝利に貢献出来ていますか?』という質問をよくいただいて、常々、これに理由をつけてバシッとお答え出来るようになりたいと思ってきました。これからは、それを答えられる人間になることが、皆さんへの恩返しになると心に決めて、自分なりに死ぬ気で生きていきます」と力強く抱負。「何となくでもいいので、覚えておいていただけると、まじで幸せです」と結び、3年間のプロ生活を過ごした徳島の地に別れを告げた。

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2019年1月7日のニュース