Ｊ２大分　片野坂監督、教え子の堂安と３年ぶり再会「たくましくなった」成長実感

言葉を交わす日本代表ＭＦ堂安律（右）と片野坂監督
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　リーグ優勝とＪ１昇格に王手をかけているＪ２大分・片野坂知宏監督（４７）は、クラブの練習場と同じ敷地内で行われている日本代表の大分合宿を訪れ、Ｇ大阪のコーチ時代に指導した日本代表ＭＦ堂安律（２０、フローニンゲン）と約３年ぶりに再会。２人で長時間、積もる話に花を咲かせた。

　久々に会った教え子は「大人になっていてビックリした」とうれしい驚きだったようで

　「立派な一人のプロ選手だった。海外に行ってたくましくなった」と成長に目尻を下げた。

　臀部（でんぶ）や太ももが大きくなっていたといい「トレーニングをしたわけじゃなく、海外の屈強な相手とやって自然に大きくなったようだ」と、海外行きの効果を称賛。堂安がトップチームに上がった１７歳当初は「高２でデビューして。ポテンシャルはあったが、甘ちゃんだった」。

　そんな堂安が「海外に行って上には上がいると感じた。地に足着けて満足せずにやらないと」と口にしたと言い「まさかあの堂安からそんな言葉が聞けるとは！」。いじりながらも大喜びで「自信を深めたけどテングにならなかった」とその姿勢を称賛した。堂安は「オランダでプレーしているが、満足していない。ビッグクラブ目指してやっていきます」と誓ったといい「頑張れ！応援してる！」とエール。「３５歳くらいで日本に帰ってきて俺が監督をやってたらまた一緒にやろう」。お互いの成功を祈り、約束を交わし合った師弟の絆は深い。