権田、能活魂継ぐ 尊敬も「イメージ塗り替えないといけない」

[ 2018年11月15日 05:30 ]

ナイスセーブを見せる権田(撮影・西海健太郎)
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 日本代表は14日、親善試合ベネズエラ戦(16日、大分)、同キルギス戦(20日、豊田)に向けた大分合宿3日目に突入。GK権田修一(29)はこの日、引退会見した「炎のGK」川口能活(43=J3相模原)の魂を継承し、新たなGK像を築いていく考えを明かした。練習はこの日から冒頭15分以後を非公開とし、4バック布陣をベースとした実戦練習が行われた。 日本代表メンバー  日程&結果

 日の暮れたピッチで最後まで残り、トレーニングを続けていたのはGK権田だった。来年1月のアジア杯を仮想したシリーズの大分合宿は3日目。権田の見せたストイックさは、この日引退会見した伝説的GK、川口への思いが表れたものだった。

 憧れの存在だった。小学4年時のマリノスカップで、プレゼンターだった川口の姿に一瞬で心を奪われた。「低いパントキックをまねるだけでなく、ボールに対して躊躇(ちゅうちょ)なく飛び込むようになった」。当時の権田は神奈川のチームに所属しており、川口が出場する試合に何度も足を運んだ。勇敢なプレーにのめり込んでいった。

 キックの精度、飛び出しの鋭さは川口から学んだものだ。DNAは脈々と受け継がれている。一方で今も川口の名がGKの代表格として語られることに危機感もある。「これから先は代表に呼ばれている選手たちが今までのイメージを塗り替えないといけない」。W杯のピッチに立ったGKは川口、楢崎、川島の3人だけ。新時代の到来を切望する。

 川口は04年アジア杯準々決勝のヨルダン戦のPK戦で神がかり的なセーブを連発。大会連覇に大きく貢献した。国際Aマッチ116戦出場は偉大なる数字。だがいつまでも憧れの背中だけを見続けていては成長はない。「残された選手は悔いがないようにやりきらないと」。炎のGKの魂を継承しつつ、新たなGK像を築きあげる覚悟がみなぎっていた。

 ▼04年アジア杯準々決勝の川口 1―1でPK戦に突入。日本は荒れたピッチに苦しみ1人目の中村、2人目の三都主が続けて失敗。主将・宮本のアピールで使用するエンドが変更される異例の事態となった。すると、川口が4本目、6本目を止めるなど、ヨルダンは4人目から4連続で失敗。守護神の神がかりセーブでPK戦に4―3で勝利。大会連覇へとつなげた。

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