×

なでしこ帰国 初タイトル獲得の高倉監督「チームとしては一歩進んだ」と手応え

[ 2018年4月22日 20:02 ]

アジアカップを制し凱旋したなでしこジャパン・高倉監督は会見で笑顔を見せる
Photo By スポニチ

 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が22日、2大会連続2度目の優勝を飾った女子アジア杯から成田空港に帰国した。

 16年4月に就任して以来、初めてのタイトル獲得に高倉麻子監督(50)は「選手たちは、めいいっぱい自分が持っているものを出し尽くした。それに対して結果がついてきたことには非常に安堵(あんど)感がある」と手応えを口にした。同大会に際し、掲げた目標のひとつは「チームと選手の成長」。就任以降、世代交代を進めてきた高倉監督は「粘り強く戦うことが出来るようになった。ベテランと若手もひとつになりグラウンドでそれを表現できるようになり、チームとしては一歩進んだ」と収穫を得た。

 防戦一方でなでしこらしいサッカーが出来ない時間帯もあった。高倉監督は「課題が多いなと思うこともたくさん。これからが勝負という気持ち」と厳しい表情。日本は19年W杯フランス大会の出場権を獲得している。高倉監督は「まだ道の途中。この結果に満足せず、来年のW杯に進んでいきたい」となでしこ復活へ決意を新たにした。

 全5試合にフル出場し、2得点を挙げて最優秀選手に選出されたFW岩渕真奈(25=INAC神戸)は「チームに欠かせない選手、引っ張れる選手になりたい」とエースの自覚。食文化の異なる中東遠征を終え「おいしいご飯を食べてゆっくりしたい。お寿司や焼き肉が食べたい」と笑顔を見せた。

続きを表示

この記事のフォト

2018年4月22日のニュース