【加茂周の視点】“HKO”抜きでの速攻テストは一定評価

[ 2017年11月16日 11:00 ]

国際親善試合   日本0―1ベルギー ( 2017年11月14日    ベルギー・ブリュージュ )

<日本・ベルギー>後半、大きな声で指示を出すハリルホジッチ監督(中央)
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 ハリルホジッチ監督がこの遠征で一番見たかったのは、本田、香川、岡崎を外したチームがどれぐらいできるかだっただろう。ボールを奪って速く攻めるサッカーの完成度は、これまでなかなか上がらなかった。原因は苦しくなると守備ラインが下がることと、パスをつなぐことをし好する本田や香川はスローダウンしないと持ち味が出ないからだった。ゆっくり組み立てると相手も自陣に戻って組織をつくって対応してしまう。

 今回は監督が考えるサッカーを徹底するためのトライだった。代表は常に結果を出しながらチームをつくる難しさがあるが、監督交代の可能性がなくなり、落ち着いてチームづくりができるようになった。2試合とも試合の流れもよく、手応えはあったはずだ。

 守備の構築はかなりできている。ただ、攻撃は16強入りした過去のW杯でも相手を崩しきることはできなかったように、簡単ではない。完成度は8割ぐらいだが、残りの2割が難しい。若いアタッカーが出てこないとチームにプラスアルファはないし、セットプレーからもっと点が取れるようになることも必要だろう。(元日本代表監督)

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