長沢、初陣で攻守に適応力発揮　速攻の起点で指揮官高評価

国際親善試合   日本０―１ベルギー （ 2017年11月14日    ベルギー・ブリュージュ ）

前半、長沢（右）はビッツェルと競り合う
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　ＭＦの長沢は、国際Ａマッチ初出場初先発とは思えない落ち着きだった。右インサイドハーフとして送り出された長沢が、攻守で存在感を発揮。高い位置からのプレスでボール奪取に成功すると、技術を生かしてつなぎ役もこなす。後半１７分に途中交代するまでハードワークを続け、上々の代表デビューを飾った。

　「立ち上がりから、前からプレッシャーをかけて“後ろ向きのプレーさせよう”と話していた。それがうまくはまって、ボールを奪って速攻のような形をつくれた」

　今回の欧州遠征が初招集。合わせる時間は少なかったが、ボールを奪いにいく際にはＦＷ大迫、ＭＦ山口、ＤＦ吉田らに声を掛けられ連係するなど、適応力の高さを証明した。

　そんな長沢を抜てきしたハリルホジッチ監督は「たくさん走って、守備も走った。私は満足しています」と高く評価。「もう少し攻撃面で顔を出してほしい」と付け加えたのも期待の裏返しだ。台頭してきた２５歳がＷ杯のメンバー入りへと名乗りを上げた。