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大宮 183日ぶりJ1勝利 泣き出すサポも V弾・茨田「最高」

[ 2017年4月30日 17:38 ]

明治安田生命J1第9節   大宮1―0浦和 ( 2017年4月30日    NACK )

<大宮・浦和>浦和に勝利しサポーターの声援に応える大宮イレブン
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 大宮がホームで浦和との”さいたまダービー”を制し、9戦目にして待望の今季初勝利を挙げた。

 開幕8戦勝ちなしで最下位の大宮に対し、相手の浦和は7戦負けなし4連勝中の首位。前半から浦和にボール保持率で圧倒的に上回られた大宮だったが、後半18分に江坂のスルーパスを茨田が仕留めた虎の子の1点を守り切った。

 試合後、サポーターは「俺達埼玉NO・1」の横断幕を誇らしげに掲げ、ピッチ内では選手同士で胴上げも。泣き出すサポーターもいる中、大歓声を浴びながらヒーローインタビューに応じた茨田は「皆で勝利を分かち合えて最高。我慢が続く試合だと思っていたが、皆が我慢して1点を取って、そこからまた我慢して勝利につなげたかなと思います」と振り返り、ゴールが決まった瞬間を「オレンジ一色のスタジアム。皆が一斉に立ち上がって拍手して喜んでいる姿。最高でした!」と会心の笑みを浮かべた。

 勝利の瞬間、ベンチ前でスタッフとともに喜びを爆発させた渋谷監督は昨年10月29日の柏戦(柏)以来183日ぶりとなるJ1での勝利に「選手が本当に最後まで粘り強く戦ってくれた。こういう結果になって本当に良かったと思います」と感無量といった面持ち。「ずっと8戦勝ちなしで、ルヴァン杯でも勝てずに、それでもたくさん応援してくれたファン、サポーターにきょうは(勝利を)届けられて良かったなと思います」と感謝のメッセージを送った。

 「さいたまダービーで勢いをつけたいという皆の気持ちがひとつになって勝利に結びついたと思う」と茨田。「きょうの勝利からどんどんどんどん勝って勝って、皆と勝利を分かち合いたい」と巻き返しを宣言した。

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2017年4月30日のニュース