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徳島DF馬渡がボールボーイ小突き一発退場、サポも水掛け騒動

[ 2017年4月30日 05:30 ]

明治安田生命J2第10節   千葉2―0徳島 ( 2017年4月29日    フクアリ )

<千葉・徳島>高山主審(左)に詰め寄る徳島の馬渡
Photo By スポニチ

 明治安田生命J2リーグは29日、各地で第10節の11試合が行われた。千葉―徳島戦では徳島のDF馬渡和彰(25)がボールボーイを小突いて一発退場となり、さらに判定を不服としたサポーターがボールボーイに水を掛けるという問題行為が発生した。試合は千葉が2―0で勝利した。

 選手がボールボーイの中学生を小突いて一発退場となる前代未聞の事態が起きた。

 問題のシーンは前半14分だった。味方のロングボールに反応したDF馬渡が、ペナルティーエリアの左サイドに走り込んだが、飛び出した相手GKにカットされ、ボールは左サイドラインへ。徳島のスローインとなり、馬渡はボールボーイにボールを渡すように要求した。だが、とっさの判断に迷ったボールボーイの反応が遅れ、それに怒った馬渡がボールを投げ返した上、右手でボールボーイを小突いた。これが非紳士的行為と判断され、退場となった。馬渡は「感情的になってしまった。あってはいけない行為。反省している」とコメント。ボールボーイに直接謝罪したという。

 だが、試合終了の笛が鳴った後にも問題の行為が起きた。馬渡を退場させた判定に不満を募らせたとみられる徳島サポーターが、ボールボーイにブーイング。さらに馬渡に小突かれた中学生とは違うボールボーイに水を掛ける騒動を起こした。徳島の広報は「特定でき次第、処分する。禁止行為であり再発防止に努める」と話した。

 試合を主催した千葉の関係者は「(徳島サイドの行為は)把握しています。主管クラブとしてJリーグに報告します」と話した。

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2017年4月30日のニュース