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順也 悲願V導く!ポルトガル語を駆使しレアンドロと旋風起こす

[ 2017年2月25日 05:30 ]

明治安田生命J1開幕戦   神戸―清水 ( 2017年2月25日    アイスタ )

ミニゲームで体を動かす渡部(左)ら神戸イレブン
Photo By 共同

 25年目のJリーグで悲願の初優勝を狙う神戸は、アウェーで清水と対戦する。前日24日は神戸市内で最終調整。新加入の元日本代表FW田中順也(29)は得意のポルトガル語を駆使し、昨季得点王のFWレアンドロ(32)と旋風を巻き起こすことを誓った。昨年の王者、鹿島も効果的な補強に成功し、万全の状態でシーズンへ。1シーズン制に戻ったJリーグは今年も熱い!

 新天地での挑戦を待ち切れない様子だった。最終調整のミニゲームではド派手なジャンピングボレーを見せるなど軽快な動き。2トップの一角として先発出場が濃厚な田中順は「自信を持って臨めます」と言い切った。

 自信の裏側には連係面での充実がある。コンビを組むレアンドロとは、柏時代の14年に半年間一緒にプレー。当時は日本語でしかコミュニケーションを取ることができなかったものの、田中順は14年6月にスポルティング・リスボン(ポルトガル)へ移籍。日常生活で支障がないくらいポルトガル語をマスターしてJリーグに復帰した。ここまでの期間は日本語とポルトガル語を交えながら連係を確認。田中順が「守備でハマッていない場合でも、意思疎通がしやすければ修正しやすい」と話せば、ネルシーニョ監督は「組織として機能するレベルにある」とペドロ・ジュニオール(現鹿島)の穴を感じさせないことを強調した。

 アベック弾は14年4月6日のC大阪戦しかないものの「レオがボールを持っている時は自分が抜け出し、自分がボールを持っている時はレオにつけられるかどうか。ミスせずにボールをつけさえすれば得点を取ってくれる」と3年越しのコンビ復活で進化を実感。「まずは良いパフォーマンスを維持することだけど、個人的には得点もアシストも2ケタを目指したい」と高い目標を掲げた。

 2ステージ制だった昨年は第2ステージで2位と躍進した。ネルシーニョ体制3年目。指揮官は「何度も繰り返して言っているが、今年はタイトルを目指す。最低でもACL圏内には入りたい」と語気を強める。練習試合は全て非公開。不気味さも漂わせながら、悲願のタイトルへ突き進む。

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2017年2月25日のニュース