大久保　開幕弾で新パフォ予告！キーワードは「１３」

明治安田生命Ｊ１開幕戦   ＦＣ東京―鹿島 （ 2017年2月25日    カシマ ）

鹿島に向かうチームバスに笑顔で乗り込むＦＣ東京のＦＷ大久保
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　３季ぶりに１ステージ制となる今季、大型補強に成功し初優勝を狙うＦＣ東京は、２５日の敵地での開幕戦で昨季王者・鹿島と対戦する。自身４度目の得点王を狙う元日本代表ＦＷ大久保嘉人（３４）は、川崎Ｆから移籍後初ゴールを決めた際に新パフォーマンスを行うと予告。Ｊ１最多通算１７１得点を叩き出している点取り屋が、開幕戦ゴールで弾みをつける。

　ゴールネットを揺らした後には、注目の瞬間が待っている。新天地で迎える鹿島との開幕戦。大久保嘉は新ゴールパフォーマンスについて聞かれると不敵に笑い、あえてじらした。「それを言っちゃったら面白くないでしょ。（記事に）書いたら意味ないじゃん」。歓喜の演出は、あくまで当日のお楽しみだ。

　自身の公式サイトで新パフォーマンスを公募して、数多くの案が寄せられた。世界的に有名となったピコ太郎の「ＰＰＡＰ」をまねたもの、人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の星野源が歌う主題歌の振り付け「恋ダンス」の一部など、サポーターの発想豊かな演出を本人もチェック済みで、その中から選ぶという。

　大久保嘉は１５年５月２日のＦＣ東京戦で、三浦知良を超えるＪ１通算１４０得点をマークした際には敬意を示す「カズダンス」を披露。同年７月２５日の清水戦では両拳で胸を叩く「ゴリラ・パフォーマンス」も見せた。今回の新パフォーマンスでは、自身の背番号で個人サポータークラブ名でもある「１３」がキーワードとなることが決まっている。「早くゴールを見せられればいいね」。既にイメージができているようで、はやる気持ちを抑えながら語った。

　１７年目の開幕は自然体で迎える。川崎Ｆに在籍した昨季は鹿島にＣＳ準決勝、天皇杯決勝の要所で敗北。自身も無得点でタイトルを置き土産にできなかったが、気持ちは切り替わっている。「リベンジという気持ちはない。新しいチームで勝ちたい気持ちしかない。勝ちたいね、マジで」と実感を込めた。史上最多のＪ１通算１７１得点を誇るストライカーが、開幕から話題を独占する。