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王者・鹿島、痛恨OGで開幕戦黒星…ホームでFC東京に苦杯

[ 2017年2月25日 16:01 ]

明治安田生命J1リーグ第1節   FC東京1―0鹿島 ( 2017年2月25日    カシマ )

<鹿島・FC東京>後半37分、鹿島GKクォン・スンテのはじいたボールにDF三竿雄が触れて、決勝のオウンゴールとなる
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 大型補強を敢行したFC東京が、アウェーで昨季王者の鹿島を1―0で下し、開幕戦を白星で飾った。FC東京のカシマスタジアムでの勝利は2007年6月30日以来。過去リーグ戦1勝4分け10敗の“鬼門”で勝ち点3を手にした。

 Jリーグで実績のあるMFレオ・シルバ、FWペドロ・ジュニオールに加えてブラジル代表歴のあるMFレアンドロ、韓国代表GKクォン・スンテを補強してリーグ2連覇に挑む鹿島。対するFC東京は、J1史上最多の通算171得点を誇るFW大久保嘉を始め、FW永井、MF高萩、GK林、2季ぶり復帰のDF太田と日本代表経験のある実力者を加えて開幕戦に臨んだ。

 前半は互いに集中した守備で相手に決定的なチャンスをつくらせず、一進一退の攻防が続く。大久保嘉は7分、MF橋本からパスを受けると右サイドの角度のない位置から強烈なシュートを放ったがGKがセーブ。鹿島はペドロ・ジュニオールと金崎の連係がまだ機能せず、終了間際のセットプレーも得点に結びつけられないまま、スコアレスで前半を終えた。

 後半、FC東京は14分には右CKからゴール前で東、永井とつなぐとファーサイドの大久保嘉がダイレクトで合わせたが、シュートは枠を捉えられず。スコアが動かないまま同30分に鹿島はFW鈴木、FC東京は32分にFW前田とそれぞれ切り札を投入した。

 試合が動いたのは同37分。FC東京の中島が左サイドからシュートを放つと、鹿島GKクォン・スンテがはじいたボールが味方DF三竿雄の足に当たってそのままゴールへ。オウンゴールという意外な形で、FC東京に先制点が転がり込んだ。試合はこのまま1―0で終了し、FC東京が勝利。リーグ、天皇杯と昨季2冠を獲得し、クラブW杯でも2位に輝いた鹿島はホームで思わぬ黒星スタートとなった。

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2017年2月25日のニュース