新潟ＦＷホニ　電光石火弾だ！開幕アウェー広島戦で狙う

明治安田生命Ｊ１開幕戦   新潟―広島 （ 2017年2月25日    Ｅスタ ）

　さあ、Ｊ１開幕。ホニ任せた！！アルビレックス新潟は２４日、聖籠町のクラブハウスで２５日に開幕するＪリーグ第１節のアウェー広島戦に向けた最終調整を一部非公開で行った。新外国人ＦＷホニ（２１）は開幕戦に向けて気合十分。持ち味のスピードを生かした素早い攻撃で来日１号となるゴールを決めるつもりだ。

　開幕を目前に控えたホニは落ち着きを保ちながらも「モチベーションが高まっている。明日まで待てない」と気持ちを高ぶらせながら、軽快な動きで最終調整を終えた。

　ホニの持ち味はスピードを武器にゴールまで持ち込む推進力にある。三浦監督も「スペースがあるときに、いい守備から奪って手数をかけずにいくことができる」と電光石火の攻撃力に期待を寄せる。周囲とのコンビネーションも日に日に良くなり指揮官は「これまでは一人でやりきることが多かったが最近は味方を使ったり、周りがホニを使ったりといい相乗効果が生まれている」とチームにフィットしてきた。

　２トップを組むＦＷ山崎も同様にスピードが自慢だがホニは「お互いにスピードがあるし、動きのタイミングで周りとは違う通じ合える部分がある。２人のパス交換からゴールが生まれることがある」と“特急”２トップからゴールが生まれそうな予感を抱かせる。

　ただ、広島は守備時に５バックを敷き、なかなか攻撃のスペースを与えてはくれない相手。ホニは「ビデオでも見ているし、特長は分かっている。スペースがなくても自分の特長を生かしたり、監督のいうことをしっかり集中してやれば問題ない」と守備網をスピードで切り裂いていくつもりだ。

　広島には１２年５月３日のアウェー戦で１―０勝利以来、４年間も勝っていない。「ネガティブな考えはやめて、自信を持って戦っていくしかない」と前向きに、勝利だけを追い求めて対広島戦で４年と２９８日ぶりの勝利を目指す。

　愛妻のスワニさんも来日し、「７月か８月には子供も生まれる。凄くパワーをもらっているから、開幕戦でゴールを決めて、新潟で応援している妻にメッセージを送りたい」とゴールパフォーマンスはブラジル時代からお決まりのバック宙で開幕勝利を祝うつもりだ。

　◆ホニ　１９９５年５月１１日生まれの２１歳。ブラジル出身。ヘーモ―クルゼイロ―ナウチコ―クルゼイロとブラジルのチームを渡り歩き今季新加入。ゴール前でのスピードが武器のＦＷ。１メートル７０、６５キロ。