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V弾上野「ここからが始まり」世界3位も指揮官「足りないこと多い」

[ 2016年12月3日 17:21 ]

U―20女子W杯3位決定戦 ( 2016年12月3日    ポートモレスビー )

U―20女子W杯3位決定戦の後半、得点した上野(左から2人目)を祝福する日本イレブン
Photo By ゲッティ=共同

 スコアレスドロー寸前の後半42分に決勝ゴールを決め、日本を自国開催以外では初となる3位に導いたFW上野真実(20=愛媛)は「勝てて良かったです」と笑顔をはじけさせた。

 大会規定で延長戦はなく、90分で引き分けなら即PK戦に突入するところだったが、日本は後半42分に左サイドでボールをつなぐと、後半から出場していた上野がペナルティーエリア左から左足で狙ったシュートがゴール右隅に吸い込まれて先制。1―2で敗れた11月29日の準決勝・フランス戦で負傷交代したこともありベンチスタートだった上野が、1次リーグ初戦のナイジェリア戦で達成したハットトリックに続いて、またもピッチで輝いた。

 上野は「狙ったゴールではなかったが、結果として点が入り、チームのためにすごくよかった」と決勝ゴールを振り返り「今までの集大成ができた」と大会を総括。それでも「ここからが始まりだと思うので、チームに戻っても日々努力して頑張っていきたい」と話した。

 ▼高倉麻子監督 あまり出来は良くなかったが、何とか全員の力で1点もぎ取って勝って終わったことは良かった。準決勝で負けた後に色々な意味で立て直しをしたが、選手の(試合への)入りが重かった。まだまだ足りないことが多いなということを思い知らされた。

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2016年12月3日のニュース