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“下克上V”2得点金崎がMVP「いろいろ1年間ありましたけど…最高」

[ 2016年12月3日 22:07 ]

明治安田生命JリーグCS決勝第2戦 ( 2016年12月3日    埼玉 )

<浦和・鹿島>後半、決勝ゴールを決めガッツポーズの金崎(手前)
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 鹿島が年間勝ち点15差をひっくり返す大逆転劇で年間王者に輝いた。ホームでの第1戦を0―1で落として浦和に王手をかけられたが、敵地で迎えた第2戦で2―1の勝利。アウェーゴールで浦和を上回り、3連覇を達成した2009年以来7年ぶり8度目の年間王者に輝き、国内タイトル最多を更新する18冠目を獲得した。

 前半7分に先制を許す苦しい展開も、前半40分にFW金崎夢生(27)のダイビングヘッドが決まり同点。前半を1―1で折り返すと、スルーパスに抜け出した途中出場のFW鈴木優磨(20)が浦和の日本代表DF槙野智章(29)に倒されて得たPKを後半34分に金崎がゴール左隅に決め、アウェーゴールで浦和を上回った。金崎は年間勝ち点2位の川崎Fを1―0で下した11月23日の準決勝(等々力)でも決勝ゴールを決めており、今年のCSで計3点。大会MVPにも輝いた。

 金崎は「最高の形で終われてめっちゃうれしいです」と満面笑み。MF遠藤康(28)が利き足とは逆の右足で上げた右クロスにダイビングして頭で決めた1点目を「ヤスがいいボールを上げてくれたのでもう飛び込むだけだった」と振り返ると、決勝点となったPKについては「優磨には悪いですけど、もらいました」と再び会心の笑みを見せた。

 8月20日の湘南戦(カシマ)で途中交代に激高して石井正忠監督(49)との握手を拒否。石井監督が一時休養し、自身はこの一件で日本代表のハリルホジッチ監督(64)の怒りを買ってその後の代表招集を見送られるなど騒動にも発展した。そのハリルホジッチ監督も見守った1戦で大活躍しての年間V。「いろいろ1年間ありましたけど、いい形で終われて最高です」と胸を張った。

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