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鹿島、勝ち点15差ひっくり返す“下克上”V 浦和まさか…10年ぶり頂点逃す

[ 2016年12月3日 21:26 ]

明治安田生命JリーグCS決勝第2戦 ( 2016年12月3日    埼玉 )

<浦和・鹿島>後半、PKで勝ち越しゴールを決めた金崎
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 Jリーグの年間王者を決める明治安田生命チャンピオンシップ(CS)決勝は3日、埼玉スタジアムでホーム&アウェー方式の第2戦が行われ、第1戦を0―1で落とした鹿島が2―1で勝利。年間勝ち点15差をひっくり返す大逆転劇で、7年ぶり8度目の年間王者に輝いた。

 第1ステージ覇者で年間勝ち点3位の鹿島は、11月23日の準決勝で年間勝ち点2位の川崎Fを1―0で撃破する“下克上”で決勝進出。決勝で待ち受けた第2ステージ覇者で年間勝ち点1位の浦和との対戦となった。

 鹿島は11月29日の決勝第1戦を0―1で落とし、逆転で年間王者に輝くには第2戦で2得点以上して勝つことが絶対条件。前半7分には浦和のFW興梠慎三(30)にボレー弾を決められ早くも先制点を許す苦しい展開となった。だが、前半40分にFW金崎夢生(27)のダイビングヘッドで同点に追いつくと、スルーパスに抜け出した途中出場のFW鈴木優磨(20)が浦和の日本代表DF槙野智章(29)に倒されて得たPKを後半34分に金崎がゴール左隅に決め、アウェーゴールで浦和を上回った。

 年間勝ち点74の浦和に対し、3位の鹿島は59と“5勝分”にあたる15点もの勝ち点差があったが、奇跡の“下克上”。鹿島は3連覇を達成した2009年以来7年ぶり8度目となる年間王者の座をもぎ取った。

 年間勝ち点1位の浦和は、敵地での第1戦を1―0で勝利。第2戦を0―1の敗戦でも2006年以来10年ぶり2度目の年間王者が決まるところだったが、まさかの大逆転負けで栄冠を逃した。

 【J1リーグ戦年間順位】
1位 鹿 島 勝ち点59
2位 浦 和 勝ち点74
3位 川崎F 勝ち点72

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