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ハノーバー 監督交代で奇跡の残留へ 清武「ベストを出せればいい」

[ 2016年4月9日 11:49 ]

ヘルタ戦の後半、競り合うハノーバーの清武(右)

ブンデスリーガ第29節 ヘルタ2―2ハノーバー

(4月8日 ベルリン)
 3日にシャーフ監督を解任した最下位ハノーバーは、ユースで指揮を執っていたシュテンデル氏を暫定で任命。新指揮官は19歳のFWサレンレン・バゼーを先発で起用するなど、チームを活性化させて連敗を5で止めた。

 開始3分で先制されたものの前半18分、4試合ぶりの得点を演出したのは清武だった。「サイドを変えても意味がなかったので、1人で中を崩そうと思った」と最後は技ありのパスで同点ゴールをアシスト。「全部がイメージ通り」と自画自賛した清武は、その後も得点にこそならなかったが、好機を作り続けた。

 後半18分、逆転に成功するとチームは最高潮となったが、欧州チャンピオンズリーグ出場権を争うヘルタに追い付かれた。貴重な勝ち点1を加えたが、残り5試合で今季わずか5勝のチームにとって、残留はほぼ絶望的な状況。

 監督交代で、酒井宏は「空気も全部変わる」と効果を認める。試合後にはピッチで円陣を組んで気持ちを高めたが、清武も「一試合一試合、ベストを出せればいい」と冷静に言った。

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2016年4月9日のニュース