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昨季J3の町田、昨季J1の山形破って5連勝 山形いまだ勝ちなし4連敗

[ 2016年4月9日 15:50 ]

明治安田生命J2第7節第1日 町田1―0山形

(4月9日 NDスタ)
 明治安田生命J2第7節は9日、各地で10試合が行われ、J3から昇格した町田はJ1から降格した山形とアウェーで対戦。1―0で勝って初の5連勝を飾り、勝ち点を16に伸ばした。敗れた山形は4連敗で、開幕から7戦勝ちなしとなった。

 町田は前半9分、FW鈴木孝司(26)が自ら得たPKを右足で決めて先制。その1点を守り切った。

 JFLから初めてJ2へ昇格した2012年は、年間7勝しかできずに1年で降格。ところが、入れ替え戦を制して4年ぶりに昇格した今季は、これで早くも5勝目となり、この日夜に清水と対戦する首位・C大阪が前節までに稼いだ勝ち点16に並んだ。C大阪の結果しだいでは今節で首位に躍り出る可能性もある。

 それでも、「連勝っていうのは正直あんまり実感ないですし、目の前の試合を戦って勝ってったことの積み重ねで5連勝できているので、これで満足する選手は1人もいないですし、ここから先はもう次の試合に向けて皆いい準備して切り替えていきたい」と鈴木孝に笑顔なし。「相手がなかなか後ろでつながなかったので、バックパスとか蹴らすボールをうまく、簡単に蹴らせないことを注意して、前は2人で追うことができたし、後ろも強い選手が多いので、蹴らせればセカンドボールを拾って、そこからショートカウンターという形が何回かできていたので、そこはすごく良かったと思う」と試合を冷静に振り返った。

 「全員が満足していないところで、1戦1戦、22番目のチームからスタートしているので、全試合が全部、1つ1つの球際とかチャレンジだと思うので、そこで相手に負けないっていう強い気持ちがこの5連勝につながっていると思う」と鈴木孝。次節は強豪・千葉との対戦だが、「自分たちの粘り強いサッカーで、また1戦1戦、戦っていきたい」と力強く話した。

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2016年4月9日のニュース