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残留争い常連・甲府が暫定首位!王者・広島黒星発進 波乱のJ1開幕

[ 2016年2月27日 20:58 ]

<神戸・甲府>開幕戦を快勝した甲府イレブンはクリスティアーノ(左から2人目)を中心にハイタッチ

明治安田生命J1第1S第1節第1日

 明治安田生命J1第1ステージは27日、各地で開幕して8試合が行われ、昨季13位でJ1残留を決めた甲府が、期限付き移籍先の柏から2年ぶりに復帰したブラジル人FWクリスティアーノ(29)の2ゴールで神戸に2―0で勝ち、暫定首位に立った。

 昨季残留圏最下位の15位で残留した新潟は2―1で同8位の湘南に勝ち、昨季14位の仙台は同7位の横浜に1―0で勝つなど“下克上”が目立つ開幕戦となった。

 昨季年間王者の広島は0―1で川崎Fに敗れて黒星発進。昨季6位だった川崎Fはスコアレスドロー寸前の後半39分、FW小林悠(28)が自身3年連続の開幕弾となる決勝ゴールを決めて逃げ切った。

 昨季第1ステージ覇者で年間順位3位の浦和は2―1で柏に勝利。後半7分に武藤雄樹(27)のゴールで先制し、1―1で迎えた後半39分にFWズラタン(32)のゴールで勝ち越した。

 また、今季のJ1リーグ戦ゴール第1号は、鳥栖の元日本代表FW豊田陽平(30)が福岡戦の前半8分に得意の頭で決め、鳥栖は2―1で勝利。J1昇格プレーオフを制して5年ぶりにJ1へ復帰した福岡は、元日本代表主将でもある井原正巳監督(48)のJ1初采配を白星で飾ることはできなかった。

 同じく3年ぶりにJ1復帰した磐田は名古屋に0―1で敗れ、元日本代表MF名波浩監督(43)のJ1初采配も黒星スタート。名古屋は新加入FWシモビッチ(24)が長身を生かして決めた前半29分のヘッド弾が決勝点となった。

 昨季J2を制した大宮は2年ぶりのJ1開幕戦でFC東京と対戦し、1―0で勝利。新加入のMF岩上祐三(26)が後半24分に決めた1点を守り抜いた。昨季4位で今季アジアチャンピオンズリーグ(ACL)に出場しているFC東京はいきなりつまずく結果となった。

 J1開幕戦の残り1試合、G大阪―鹿島戦は28日午後2時5分から今季オープンした吹田スタジアムで行われる。

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2016年2月27日のニュース