甲府・稲垣 圧倒的運動量でいつかボランチ勝ち取る!

[ 2016年2月27日 05:30 ]

激しく競り合う名古屋・ノヴァコヴィッチ(左)と甲府・稲垣

 3年目の稲垣が甲府をけん引する。ルーキーイヤーの14年には19試合。昨季は29試合に出場と、順調に階段を上り、チームの主力となった。「今季の新加入選手は(自身のポジションである)シャドーが多いけど、自分が一番やり方を分かっている。開幕がいつでも問題ない」と、もちろんポジションを譲るつもりはなく、新シーズンを見据える。

 運動量で他を圧倒する。チームの体力測定では3年連続1位。昨季のトラッキングデータの平均は約11キロだった(昨季のJ1選手平均値は10・564キロ)。「小さい頃から運動量は多かった。小学生時代はマラソン大会で1位でしたし。帝京高で走り込んだことが今、生きてますね。このチームは守備でのリアクションが多くなるので、量的に走らないといけない」と、今季もピッチ狭しと走り回るつもりだ。

 ただ、本職はボランチ。いつかは自身の納得できるポジションでの出場を目指す。「チームに必要だからシャドーをやっているけど、より自分の良さを出せるのはボランチ」。ハノーバーに移籍した日本代表MF山口やバイエルンMのチリ代表MFビダル。そしてバルセロナのアルゼンチン代表MFマスケラーノらのプレーを見て、日夜、ボランチ研究にいそしんでいる。

 自身の“要求”を通すためには成長と結果が必要。それでも、攻撃的ポジションでありながら得点は意識しすぎない。「目標のゴール数は掲げない。チームの勝利に貢献したい。勝てるなら、自分がゴールを決めなくてもいい」。エゴは捨てて勝利をつかむ。その先に道は開く。
 ◆稲垣 祥(いながき・しょう)1991年(平3)12月25日、東京都生まれの24歳。FC東京U―15むさしから帝京高に進学し、2度の全国選手権出場。10年に日体大に入学し、14年、甲府に入団。J1通算48試合1得点。1メートル75、72キロ。血液型はA。利き足は右。背番号は23。

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