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浦和・阿部、鬼気迫る姿で開幕戦白星に貢献 鼻下から顎までテーピング

[ 2016年2月27日 19:22 ]

<柏・浦和>後半、流血した浦和・阿部は口に応急処置をしてプレー

明治安田生命J1第1S第1節第1日 浦和2―1柏

(2月27日 柏)
 明治安田生命J1第1ステージが27日、各地で開幕。アウェーの柏戦で2―1の勝利を収めた浦和で主将を務めるMF阿部勇樹(34)の名前が、試合終盤からツイッターの注目ワードに急上昇した。

 ボランチで先発していた阿部は、2―1で勝ち越して迎えた後半44分、柏FW大津祐樹(25)との競り合いの中で大津の左肘を顔面に受け、口元周辺から大量出血してピッチに倒れ込んだ。試合は一時中断し、阿部はチームのメディカルスタッフからピッチ内で手当てを受けた後、自ら歩いてピッチの外へ。その際、手にしていた白いタオルは流血で真っ赤に染まっていた。

 阿部はピッチ脇で再び手当てを受けると、6分が掲示されたロスタイム突入後の後半47分には復帰。だが、その姿にネットがざわついた。阿部は鼻の下から顎まで、さらに口の周りから首の後ろまでをテーピングをぐるぐる巻きの鬼気迫る姿。その直後からツイッター上では「こんなの初めて見たわ」「ここまでして浦和のために、勝利のために戦ってくれた阿部ちゃんに大感謝!」「浦和の阿部勇樹心からすごいと思います」など驚きと感謝、喝采の声が多数上がった。

 結局、阿部はロスタイム6分間もチームのために体を張り続け、フル出場。チームメートたちは、痛みにも息苦しさにも耐え最後までチームのために戦ったキャプテンとともに開幕戦勝利の味を分かち合った。

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2016年2月27日のニュース