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遠藤 移籍後初先発!浦和でも開幕弾「結果で示すのも大事」

[ 2016年2月27日 05:30 ]

ヘディングする遠藤

明治安田生命J1第1S第1節 浦和―柏

(2月27日 柏)
 リオ五輪イヤーの主役は譲らない。U―23日本代表の主将を務める浦和のDF遠藤が、移籍後初のリーグ戦に臨む。柏との開幕戦はターンオーバーが濃厚。3バックの左右、ボランチと3ポジションで先発の可能性がある遠藤は「ボランチ、3バックで使う話は(監督と)していた。そのためにここにいる」と力を込めた。この日は戦術練習を行うことなく白星発進へ向けて調整した。

 1月のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選(カタール)では過密日程の中、5試合をこなし、五輪切符獲得とアジア制覇を成し遂げた。今月24日のACL初戦シドニーFC(オーストラリア)戦では後半30分からボランチとして出場し、完封勝利に貢献。自身初のACL舞台にもひるむことなく、攻守のバランスを取りながらミドルシュートを狙った。「今年は最終予選から始まってACLもあった」とリーグ開幕へ仕上がりは万全だ。

 守備だけでなく攻撃での活躍も狙う。湘南に所属した昨季は、浦和との開幕戦からPKで2試合連発。セットプレーでのヘディングも自身の大きな武器だけに「ゼロで抑えるのが第1目標だけど攻撃でも良さを出したい。(セットプレーは)意識していないけど、チャンスがあれば」。鹿児島・指宿合宿中に行われた蔚山現代(韓国)との練習試合では右CKからゴールを叩き込んだ。2年連続の開幕弾へ、鮮明なイメージがある。

 7クラブの争奪戦の末に浦和へ加入。リオ五輪、そして18年W杯ロシア大会での活躍も期待される有望株の動向をチェックするため、柏戦は日本代表のハリルホジッチ監督も視察する。「注目される分、結果で示すのも大事。地に足着けて努力をしてリオに向かいたい」。リオ世代の大黒柱にふさわしい活躍でJ開幕の号砲を鳴らす。

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2016年2月27日のニュース