ハリル監督ぶっちゃけた！技術委員長をベンチに入れるワケ、交通事故にも言及

会見中、身振り手振りを交えて話すハリルホジッチ監督

日本代表メンバー発表

　日本サッカー協会は２７日、２０１８年ワールドカップ（Ｗ杯）ロシア大会のアジア２次予選２試合に臨む日本代表メンバー２３人を発表。バヒド・ハリルホジッチ監督（６３）が会見の最後に自ら「私を困らせる質問をしてもいいんですよ」と切り出す“珍場面”があった。

　都内で行われた記者会見で１時間を超える熱弁を奮った指揮官は、質問が出尽くした後で「私を困らせる質問をしてもいいんですよ」と発言。一部で、ハリルホジッチ監督を評価する立場にある霜田正浩技術委員長（４８）が日本代表戦のベンチに入り、選手交代の紙を審判に提出する姿が指揮官より立場が下のように見えると批判された件について自ら触れ、「技術委員長が私の横にいる習慣はないのかもしれないが、霜田さんを横に置きたかったのは、選手のことも環境もよく知っているし、グラウンドでの役割も知っているから」と説明。「このように、私がすることには理由があるので、質問して下さい」と笑みをたたえながら自信満々に記者へ質問を促した。

　すると、それを受け、霜田技術委員長に対して「今回の２試合でもベンチに入るのか？」と質問が出ると、ハリルホジッチ監督が「ウィ！（はい）」と即答。質問している相手はハリルホジッチ監督ではなく霜田氏であると記者に制されると、霜田技術委員長が「そうです、入ります」と自ら答える場面もあった。さらに、４試合白星から遠ざかっているハリルホジッチ監督の評価ができているのか問われた霜田技術委員長は「隣に座っていようが、上から見ていようが評価は出来ています」と語気を強めた。

　続いて、ハリルホジッチ監督は「車の話はいいんですか？」と２４日に都内で乗用車を運転中に交通事故を起こした件にも自ら触れ、「皆さん、健康に気をつかっていただいてありがとうございます。ご心配をおかけしました。ありがとうございます」と一気に話して会見はお開きとなった。