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出てこい、長身ストライカー!ハリル監督自ら切り出す「たとえば杉本は…」

[ 2015年8月27日 17:28 ]

会見中、身振り手振りを交えて話すハリルホジッチ監督

日本代表メンバー発表

 日本サッカー協会は27日、2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会のアジア2次予選2試合に臨む日本代表メンバー23人を発表。会見に臨んだバヒド・ハリルホジッチ監督(63)は、改めて日本代表の得点源となる長身ストライカーの出現を熱望した。

 日本代表は現在、白星から4試合遠ざかっており、その4試合での総得点はわずか3得点。特に東アジア杯初戦の北朝鮮戦では、MF武藤雄樹(26=浦和)の代表初ゴールで先制しながら、相手が長身選手を投入した終盤にその長身選手が絡んで2点を失い、逆転負けを喫している。

 それだけにハリルホジッチ監督は「アジア各国は、日本はFKで前に大きな選手を置くと弱いと言っている。彼らに対抗するには我々も大きな選手を探さないといけない」とし、「もっともっと有能なFWが必要です」と断言。

 自ら「たとえば杉本は…」と日本が4強入りした2012年のロンドン五輪代表で、1メートル87の長身FW杉本健勇(22=川崎F)の名前を自ら挙げ、「杉本はかなり能力があると思う。フィジカルがあって、空中戦も強い。テクニックのクオリティーも高い」と高評価を与えた上で「ただ、このリストに入るには、もっともっとやってほしい」と奮起を促した。

 また、「ゴールを取れる選手を見つけるのは簡単な仕事ではない。例えば、仮に岡崎を交代させるとして、誰と交代させますか?」とも話したハリルホジッチ監督。東アジア杯ではFW豊田陽平(30=鳥栖)、FW大久保嘉人(33=川崎F)の実績あるベテランを招集する案もあったことを明かした上で、その2人ではなくFW浅野拓磨(20=広島)を招集したのは「3、4年後にもっと大きな可能性を見せてくれると思った。若い選手はもっと努力をし、もっとトレーニングをしてくださいという私のメッセージ。トレーニングによってのみしかもっと高いレベルにはいけない」と断じた。

 日本代表は9月3日に埼玉スタジアムでカンボジア代表と、同8日には中立地のイランでアフガニスタン代表と対戦する。

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