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清水、初指揮の田坂監督ワクワク「勝つ確率上げる準備してきた」

[ 2015年8月12日 05:30 ]

初陣を迎える田坂監督(右)

J1第2S第6節 清水―湘南

(8月12日 アイスタ)
 年間17位の清水は12日、アイスタで湘南と戦う。初指揮となる田坂監督は「勝つ確率を上げる準備をしてきた。自分自身も楽しみです」と待ち切れない様子だ。

 1日に大榎前監督の後を受け、ヘッドコーチから監督代行に就任。練習では対人や攻守の切り替えを意識したメニューを増やし、課題の守備改善に取り組んだ。さらに「サッカー漬けにしたい」と練習後の食事から昼寝まで手を加えた。この日、代行から監督に昇格したが「チームを引っ張る形は変わらない。強い気持ちで戦うことを選手に投げ掛けてきた」と短期間での田坂イズム浸透に自信を見せた。

 初采配が古巣の湘南(所属当時は平塚)戦となり「運命を感じる」と感慨深げ。第1ステージの走行距離、スプリント回数ともにリーグ1位と走力が自慢の相手に「長所を出させないようにしたい」ともくろむ。警戒すべき選手には決定力のあるFW高山と、攻撃参加が魅力の日本代表DF遠藤の名を挙げた。

 前日練習では「自発的に声が出るようになったし、目つきが変わった。戦う集団になった」と選手の成長を感じ取った。夏休みを利用して大分から観戦に訪れる家族をはじめ、期待に胸を膨らませる大勢のサポーターがアイスタに集う。「やることはやった。全選手に期待しています」。44歳の熱血漢が、最高の船出を切る。

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2015年8月12日のニュース