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澤、出産希望ならリオ五輪断念も?INAC会長は本人の意向尊重

[ 2015年8月12日 06:15 ]

結婚を発表したINAC神戸の澤穂希

 サッカー女子の日本代表としてW杯に6度出場したMF澤穂希(36=INAC神戸)が11日、所属チームを通じて8月8日の大安に婚姻届を提出したことを発表した。30代の一般男性とだけ公表した相手は、スポニチ本紙の調べによると元Jリーガーで、現在はサッカー関係の仕事をしている38歳。10年来の友人が昨年末、恋人に発展。今年に入り結婚を決意した。かつて米国で「クイック・サワ」と異名を取った通りのスピード婚となった。

 レジェンドらしい、誰にもまねできない豪快なゴールだ。所属するINAC神戸の練習後、松田監督に促された澤が照れたように報告をした。

 「8月8日に入籍しました。人妻です」

 チームメートは言葉を発せないほど仰天。その後、歓声が湧き起こり、婚姻届提出日と背番号に合わせ8回胴上げをするなど、祝福ムードに包まれた。

 気になる相手は「30代の一般男性」で、「10年来の友人であり、昨年末からお付き合いをさせていただき、今年に入り結婚を意識するようになりました」と交際8カ月のスピード婚だと明かした。

 この日も午前と午後の2部練習をこなし「W杯で体重が2キロ減ったけれど、ようやく1キロ戻った」と体重管理も徹底しているように、現在、妊娠はしていない。ただ、子供好きだけに、結婚、そして出産を希望するのは自然の流れだ。少し前に報告を受けたINAC神戸の文会長は「澤には来年もやってもらいたい。でも女性の夢に口出しするわけにはいかない」と本人の意向を最大限に尊重する考えを示した。

 来月6日に37歳になる。子供を真っ先に望むのであれば今年限りで現役を引退する可能性も否定できない。一方で来年のリオデジャネイロ五輪を目指す気持ちが皆無なわけでもない。いずれにせよ、良きパートナーを得た澤は、これからますます輝きを放つ。

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