札幌・荒野、今季初出場の札幌Ｄでバースデー前祝い弾だ

ゴール前でシュートを放つ荒野

Ｊ２第８節 札幌―水戸

（4月19日 札幌ド）
　札幌のＭＦ荒野拓馬（２１）が１９日の水戸戦（札幌ドーム）で今季初ゴールを狙う。３月８日の開幕戦（対栃木）以来、７戦ぶりの先発復帰が濃厚な荒野は「今年初めての札幌ドーム。喜びを感じてプレーしたい。しっかりと起点をつくって、自分でもゴールを狙っていきたい」と意気込んだ。

　狙うのは、１３年７月２７日の鳥取戦以来となる札幌ドーム弾。今季は開幕戦に先発出場したが、ホーム開幕の長崎戦は左足首痛で回避した。その後はリオデジャネイロ五輪アジア１次予選のＵ―２２日本代表でプレー。３月３１日最終戦のマレーシアに１―０で勝利し、来年１月の最終予選（カタール）進出を決めた。

　その国際舞台の経験を低迷するチームの力に変える。札幌は２勝２敗３分けの１２位。ここ４試合は白星から遠ざかる。それだけにホームで勝ち点３が必須。「しっかり点を取って守りたい」と勝利へ執念を燃やす。

　ゴールを決めればメモリアルもある。チームはあと２ゴールでＪ２でのホーム通算４００点。「記念になるし、自分が決めたいですね」。さらに試合翌日のあす２０日は２２歳の誕生日。「気にしないようにしてるが、決められればいいですね」と笑みを浮かべ、バースデーの前祝いゴールを誓った。