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浦和の武藤 名刺代わりの堅首弾!「じゃない方もやりました」

[ 2015年4月19日 05:30 ]

<浦和・横浜>前半42分、浦和・武藤が同点ゴールを決める。手前は横浜GK・榎本

J1第1S第6節 浦和2―1横浜

(4月18日 埼玉)
 浦和は横浜に2―1の逆転勝利を収めて単独首位。今季、仙台から加入したFW武藤雄樹(26)が移籍後初ゴールで勝利を演出した。

 「武藤」は1人じゃない。日本代表のイケメンFWの名字としてすっかり定着しているが、この日は仙台から浦和に新加入した同姓FWが、ついに移籍初ゴールだ。0―1の前半42分、ペナルティーエリアでボールを受けた武藤が迷わず右足を振り抜く。右ポストを叩くと、こぼれ球に猛然と走り込み、左足で押し込んだ。先制を許し、垂れ込めていた暗雲を吹き飛ばす同点弾。「やっと決められた。一つのきっかけにしたい」と喜んだ。

 FC東京の“本家”が注目される中、こちらの武藤は「意識しているわけじゃないけど…」と前置きしながら「“じゃない方の”武藤もやりました、って書いておいてください!」とPR。DF槙野も「あっちの武藤は(広島戦で)得点できたけど負けた。こっちは点を取って首位。武藤じゃない方の武藤も取り上げてくださいね」と笑った。前節12日の川崎F戦でのズラタンに続き、移籍組の2戦連発で単独首位。「チームもこれからどんどん決めていけると思う」と武藤。大量11人を補強した浦和の歯車がようやくかみ合ってきた。

 ▼武藤 雄樹(むとう・ゆうき)1988年(昭63)11月7日、神奈川県座間市出身の26歳。武相から流通経大を経て11年に仙台へ入団。仙台時代は4年間でJ1通算70試合6得点。今季から浦和へ完全移籍。今季は公式戦8試合で1得点。1メートル70、68キロ。利き足は右。血液型AB。

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