清水テコ入れも実らず公式戦７連敗…Ｊ２降格圏１６位転落

＜清水・名古屋＞名古屋の永井（左）と競り合う村田

Ｊ１第１Ｓ第６節 清水１―３名古屋

（4月18日 パロ瑞穂）
　清水は敵地で名古屋に１―３で敗戦。公式戦７連敗となり、Ｊ２降格圏の１６位に転落した。

　テコ入れも実らなかった。前節１２日のＧ大阪戦（アイスタ）からスタメン４人を変更し、ＤＦラインには出場停止明けのヤコヴィッチ、河井を起用。右サイドハーフには、ここまでリーグ５戦全てに先発していたＭＦ村田ではなく、ＭＦ枝村が今季初先発。昨季半年間、期限付き移籍した相手に成長を見せるべく、前半１５分には中盤でボールを奪い左サイドに展開。ゴール前に駆け上がり、こちらも久々の先発となったＦＷウタカの折り返しを右足で合わせ、チーム初シュートを放った。

　だが、守備時に両ウイングバックがＤＦラインまで下がり、５バックになる相手を崩せない。後半開始からＭＦ村田、ＦＷデュークを投入。同２２分にはＦＷ長沢を送り込んだ。すると、同４４分にＭＦ村田が今季初ゴールを挙げたものの、及ばなかった。

　大榎監督が今季のテーマに掲げる守備も崩壊。前半６分にあっさり先制を許すと、その後も果敢に攻め上がるサイド攻撃を止められない。中央でも相手の縦へのスルーパスを怖がり、プレスが掛からず日本代表コンビのＦＷ永井、ＦＷ川又に被弾。Ｇ大阪戦に続く３失点と課題を残した。

　これで公式戦７連敗。試合後はアウェーのゴール裏を埋め尽くしたサポーターからブーイングを浴びた。次こそ、立ち直るきっかけをつかむ。

　▼大榎監督　立ち上がりから押し込まれて主導権を握られた。なかなかペースをつくれなかった。３失点してしまって課題をクリアできなかった。いいところが出せなかった。全て私の責任。