Ｃロナ　３度目バロンドール！「メッシに並びたい」と４度目宣言

バロンドールに選ばれ、大喜びのＣ・ロナウド（ＡＰ）

　ＦＩＦＡは１２日、スイスのチューリヒで１４年の年間表彰式を開催し、男子最優秀選手「ＦＩＦＡバロンドール」にはＲマドリードのポルトガル代表ＦＷクリスティアーノ・ロナウド（２９）が選ばれた。各国の代表監督と主将、記者による投票（１位５点、２位３点、３位１点）でバルセロナのアルゼンチン代表ＦＷリオネル・メッシ（２７）、バイエルンＭのドイツ代表ＧＫマヌエル・ノイアー（２８）を抑え、２年連続３度目の世界最優秀選手選出となった。

　メッシの５連覇を阻止した昨年は号泣した表彰式で、Ｃ・ロナウドは終始笑顔だった。２年連続選出に感謝を述べるとともに「３度も受賞できるとは思わなかった」「信じられないほど素晴らしい一年だった」とスピーチ。最後に両拳を握りしめ、雄叫びを上げた瞬間だけ喜びを爆発させた。

　ＧＫとして史上２人目の受賞なるかが注目されたノイアーが落選。バイエルンＭのベッケンバウアー名誉会長は「大会の結果が正しく反映されていない」と批判したが、昨年のＣ・ロナウドの活躍は文句の付けようがない。欧州ＣＬで大会新の１７得点。スペインリーグでも３０試合３１得点で得点王に輝き、ポルトガル代表も合わせて１年で６２点を挙げた。投票ではルーニー（マンチェスターＵ）やブッフォン（ユベントス）、スペインのデルボスケ監督らがＣ・ロナウドに１位票を投じ、得票率は３７・６６％に達してメッシの１５・７６％、ノイアーの１５・７２％を圧倒した。

　１０年にＦＩＦＡ最優秀選手に統合されるまでの旧バロンドール（０６年まで欧州最優秀選手）を含め３度以上の受賞は史上５人目。クライフら伝説の選手に並んだ。「史上最高の選手の一人になりたい。立ち止まることなく、来年はメッシに並びたい」と４度目を宣言した。