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浦和 お値打ち!“1チーム分”11選手0円補強、過密日程見据え

[ 2015年1月14日 06:00 ]

浦和の新加入11人。前列左から加賀、石原、橋本、武藤、ズラタン。後列左から武藤、大谷、岡本、小島、茂木、斎藤

 2年ぶりのACLに臨む浦和が、1チーム分の大型補強を0円で完遂させた。新加入選手の披露会見を13日に行い、契約満了による移籍6人、期限付きからの復帰3人、ユースからの昇格2人の計11選手が参加。移籍金の発生しない効率補強で過密日程対策も万全。山道強化本部長は「連戦が続く厳しいスケジュール。それを乗り越えるためには選手の質とボリュームが欠かせなかったので、このような選手に来てもらった」と狙いを説明した。

 守護神から点取り屋まで満遍のない戦力が整った。移籍組では、ザックジャパンで日本代表候補にも選ばれた石原、スロベニア代表のズラタンら前線のタレントを分厚くした。広島で2年間、ACLの過密日程を経験している石原は「これだけ戦える選手層を補強しているし、タイトルを獲りにいくクラブの気持ちの表れ」とやる気に満ちている。さらに、J2北九州の5位躍進をフルタイム出場で支えたGK大谷ら経験値を高めた復帰組に、ユースから斎藤、茂木という13年U―17W杯出場のアンダー世代の主力コンビも昇格。豊富な戦力をターンオーバーで生かすことも可能だ。

 13年ACLは1次リーグ敗退に終わり、昨季のリーグ戦もG大阪にまくられて2位に転落した。逆襲を目指す浦和は14日に始動し、2月25日に行われる水原(韓国)とのACL1次リーグG組初戦に照準を定める。新陳代謝を図った浦和が話題を独占する。

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2015年1月14日のニュース