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宇佐美 前人未到の全7冠宣言!得点王も獲る「代表に行くために」

[ 2015年1月14日 09:38 ]

必勝祈願に向かう宇佐美(右)らG大阪イレブン

 昨季3冠を達成したG大阪が13日、吹田市内のクラブハウスで結団式を開いた。3年目を迎える長谷川健太監督(49)の下、さらなる飛躍を誓う15年シーズンが始動。FW宇佐美貴史(22)はACLを含め、可能性がある全7タイトル獲得という前人未到の偉業達成へ意気込んだ。14日から、沖縄1次キャンプに臨む。

 天皇杯を制しての3冠達成から、ちょうど1カ月。厳しい寒さの中、新たな歴史を作るべく宇佐美の口調は熱を帯びた。

 「自分にもクラブにとっても重要なシーズン。ワクワクしています。1つ、2つではなく、チャンスがある限り全タイトルを狙いたい。強い気持ちでやっていきたい」

 今季、可能性があるのは昨季の3冠に加え、ゼロックススーパー杯、スルガ銀行チャンピオンシップ、ACL、そしてACL優勝で出場権が得られるクラブW杯の7つ。その中でも「アジアで一番強いチームというのがクラブには必要。世界につながる大会でもあるしACLの比重が大きいかな」と、まずは08年以来となるアジア王者の奪回を最大の照準に定めた。

 個人としても目標がある。日本代表入りと得点王だ。「結果にこだわりたい。去年(10点)の倍くらい取りたいし、アシストも増やしたい」。昨季はカップ戦も含めて、年間でJリーガー最多の21得点。それでも「リーグで一番、点を取った選手になりたい。代表に行くためにも、クラブで圧倒的なプレーを見せるしかない」と力をこめた。

 結団式後には16年から使う建設中の新スタジアムを初見学。「完成が楽しみ」と気持ちも高まった。午後には昨年同様、吹田市内の伊射奈岐神社で必勝を祈願。「結果を残せるよう、人一倍願いました」と笑った。チームスローガンは「Moving G」に決まり、お披露目された新ユニホームの星の数は昨年の5から8に増えた。背番号39が躍動すれば、星の数はもっともっと増えていく。

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2015年1月14日のニュース