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ザック前監督 長い大会では総合力大事「勝つことで一丸となった」

[ 2015年1月12日 10:56 ]

11年のアジア杯決勝でゴールを挙げたFW李忠成

ザック前監督独占インタビュー2

 4年前は初戦でヨルダンに苦戦。何とかドローに持ち込んだ。優勝まで決して楽な道のりではなかった。

 「準備期間が短かったことに加えケガ人が多発し緊急事態に陥った。酒井高、槙野が大会前に負傷し大会中もさらに4、5人負傷したから」

 1次リーグ中には松井が右太腿肉離れで負傷。準決勝の韓国戦では香川が右足第5中足骨骨折。決勝戦を前に離脱を強いられた。だが、その中で細貝、伊野波、李ら控え組が活躍。長い大会ではチームの総合力が大切と言う。

 「序盤は選手の状態がバラバラで苦戦したが、勝つことで一丸となっていった。チャンスの少ない選手も常に高いモチベーションを保っていた」

 今大会は1次リーグでパレスチナ、ヨルダン、イラクの中東勢と対戦。ザックジャパンもW杯予選では敵地でヨルダンに敗れるなど中東勢に苦戦した。

 「4年前も1次リーグの対戦チームはヨルダン、シリア、サウジアラビアと全て中東勢。中東勢はここ数年でかなりの成長を遂げた。フィジカルを前面に押し出すサッカーをしてくる。パレスチナは本大会初出場。他の中東勢同様にタレントはそれほどいないが、とても結束している。イラクは若いチームで臨むと思うが、選手の質もまずまずで決して楽な試合にはならないだろう」

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2015年1月12日のニュース