×

ザック前監督 アジア杯連覇期待「アギーレは最高の形で臨める」

[ 2015年1月12日 10:49 ]

本田(右)らを中心に優勝した4年前とメンバーがほとんど変わっていないのが日本の強みだとザッケローニ前監督は語った

 14年W杯ブラジル大会で日本代表を率いたアルベルト・ザッケローニ前監督(61)がスポニチの独占インタビューに応じ、アジア杯連覇に臨むアギーレジャパンにエールを送った。イタリア人指揮官は自らチームを優勝へ導いた前回の11年カタール大会を振り返りながら、苦手な中東勢との対戦など、今大会で乗り越えるべき困難などについて語った。

 アギーレジャパンがいよいよ初の公式戦に臨む。ザッケローニ氏もちょうど4年前に初の公式戦として同大会に臨み見事に優勝。一気に勢いに乗った。今回は自らの経験と重ね合わせながら連覇へ期待の言葉を寄せた。

 「今大会に向けチームは昨年6試合をこなし、年末に国内で合宿を行ったようだね。現地でも練習試合を組んだようだし、順調な調整ができていると思うよ」

 ザックジャパンはアジア杯へ向けてはアルゼンチンと韓国とわずか2試合を戦ったのみで、初戦(1月9日ヨルダン戦)までの日数もわずか10日ほどだった。イタリア人指揮官は大きな不安を抱え大会に臨んでいた。

 「私のときは前年10月に2試合戦ったのみで、全選手がそろったのも大会4、5日前。4年前は天皇杯も元日に決勝が行われていたからね」

 一方で、アギーレジャパンはここまで6試合を消化し、初戦までの準備期間は約2週間。ザッケローニ氏は、アギーレ監督は良い準備ができたと見ている。

 「一監督にとって選手を手元に置ける時間が長ければ長いほどアドバンテージになる。その意味でアギーレは最高の形で大会に臨めるのではないかと私は思うよ」

 4年前とメンバーがほとんど変わらないことも強みと言う。特に自らの下で4年間主将を務めた長谷部ら経験豊富な選手への期待は大きい。

 「メンバーがほとんど同じだからべースはある。特に長谷部、遠藤のベテラン勢の存在は大きい。ピッチ中央で若手の良い見本となる」

続きを表示

2015年1月12日のニュース