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FC東京指揮官、武藤の飛躍に太鼓判「来年も間違いなく良い結果を残す」

[ 2014年12月11日 16:27 ]

 FC東京のマッシモ・フィッカデンティ監督(47)が11日、2年目となる来季に向け、大きな自信をのぞかせた。

 チームは今季12勝12分け10敗、勝ち点48の9位でシーズンを終了。それでも失点33は、横浜(29)、G大阪(31)、浦和(32)に次ぐリーグ最少で、クラブ記録。さらには5月10日の徳島戦から9月27日の柏戦まで、チーム新記録となる14試合無敗(7勝7分け)と強さを発揮した。

 それだけに、この日、14年シーズンの最後のトレーニングを終えたイタリア人指揮官は「14試合無敗で、そこで勝ち点28を積み上げたわけですから。それはほとんど勝利に近いものです。来年は2シーズン制になるわけですから、それを1シーズンに置き換えれば、われわれは1位か2位の成績を残したことになります。だから、上のチームとの差はあまりないし、近いところにいます。来年に向け自信を深める要素はたくさんありました」と1年目のシーズンを笑顔で振り返った。
 
 9日に横浜アリーナで行われたJリーグアウォーズでは、チームからDF太田、DF森重、FW武藤の日本代表3選手がベストイレブンに選出。フィッカデンティ監督は「ベストイレブンに3選手が入るという満足度も得ました。選手、監督が彼ら3人に投票したということですから、彼らの価値は不変なものです。なぜなら、彼らは対戦相手、そしてベンチから戦況を見つめた者から高い評価を受けたわけですからね。だから、この評価はとても価値があるもの。つまり、練習を積み上げてきた結果です」と喜びを表した。
 
 中でも、プロ2年目の来季にならなる活躍が期待される武藤については「サッカーでは、結果を続けて出すというのはとても難しいことです。これは彼も理解しないといけません。だから、さらに練習を積まないといけないでしょう」と強調しながらも、「でも、彼はとても真面目な青年なので、来年も間違いなく良い結果を残すでしょう」と予想していた。

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2014年12月11日のニュース