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アギーレ監督、逆風何の!アジア杯連覇&FIFAランク15位宣言

[ 2014年12月11日 06:10 ]

2015年の抱負を語る日本代表・アギーレ監督

 日本サッカー協会は10日、15年の日本代表の日程を発表し、来年3月27日にキリンチャレンジ杯でFIFAランク22位のチュニジアと大分で対戦することが決まった。ハビエル・アギーレ監督(56)は現在、FIFAランク53位の日本を世界のトップ15に引き上げることを公約に掲げた。18年W杯アジア1次予選の抽選は同4月、予選は同6月~16年3月に開催されることになった。

【日本代表日程】

 スペインリーグの八百長問題の渦中にあるアギーレ監督が“逆風”を吹き飛ばすような公約を掲げた。「目標は日本を世界のトップ15に持っていくこと。魂をピッチに残すつもりで戦う」。日本協会では9年前、05年宣言として「日本代表を世界のトップ10のチームにする」を長期的な目標に掲げた。トップ15入りはアギーレ版の「15年宣言」と言ったところか。

 1月のアジア杯を皮切りに6月からは18年W杯ロシア大会に向けたアジア1次予選も始まる。8月の東アジア杯(中国)は国内組中心で戦う方針も固まった。だがトップ15入りを目指すには、どんな試合も勝利しか許されない。来年3月27日には早速、強豪国チュニジア戦が組み込まれた。指揮官は「難しい相手との対戦。チームを進化させたい」と腕をぶした。

 アジア杯も連覇が“ノルマ”となる。日本協会の大仁会長は「何としても連覇してほしい」。霜田技術委員長も「内容と結果を求めた大会にしたい」と高いハードルを設定した。指揮官に異論はない。「連覇するための23人を選びます。タイトルを獲れば新たな力になる」。アジア杯に出場する23選手は15日に発表予定。指揮官はこれまで未招集の選手を選出する可能性も示唆した。

 来年4月に18年W杯アジア1次予選の抽選が行われ、同6月には強化試合を1試合挟み同1次予選に突入することが濃厚だ。指揮官は「このチームにはいいベースがある。前監督から引き継いだもの。ベースは継続させ、さらに高めていきたい」。ザックジャパンの“遺産”をベースとすることも初めて明言。15年ははるかロシアを、世界のトップ15を目指す重要な一年となる。

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