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鹿島 途中出場の中村が存在感!同点弾でチーム救った

[ 2014年11月2日 19:58 ]

J1第31節 鹿島2―1新潟

(11月2日 デンカS)
 鹿島のMF中村充孝(24)が敗色危機のチームを一変させた。0―1の後半7分に投
入されると、同17分に同点弾。元日本代表MF小笠原のFKをファーサイドで待ち構え、冷静な右足ボレーでゴールネット右隅に流し込んだ。

 「あれを求められているし、途中出場なりの仕事はできた。とはいえ、あと2点取るチャンスがあったので、まだまだですね」。厳しい自己分析をしたが、それでも柏戦(10月18日)以来3試合ぶりの今季2得点目でチームの勢いは増した。

 J2京都時代から将来を嘱望されたが13年の鹿島移籍後は本来の力を発揮し切れていなかった。だが、この日、京都時代の恩師でもある秋田豊氏から「自分を認めさせるしかないぞ」とハッパをかけられた。その言葉通り、大一番で自らの力を証明した。

 得点シーンは新潟MFレオ・シルバのセットプレー時のマークが甘いことを見抜いてポ
ジショニングを瞬時に変えたことが奏功。技術だけではなく、戦術眼も高い。残り3試合。1試合少ない首位・浦和との勝ち点差は「4」あるが、奇跡の逆転優勝へ向けて、中村の存在は不可欠だ。

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2014年11月2日のニュース