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清水、敵地で降格圏脱出!村田イメージ通りの決勝弾「自分が怖い」

[ 2014年11月2日 18:16 ]

<川崎F・清水>サポーターにあいさつする村田

J1第31節 清水3―2川崎F

(11月2日 等々力)
 J1第31節は2日、各地で8試合が行われ、前節16位でクラブ史上初となるJ2降格の危機に直面する清水は敵地で前節4位の川崎Fに2度追いついて最後は3―2で逆転勝ち。勝ち点を34に伸ばし、降格圏脱出の15位に浮上した。

 清水は1点を追う前半40分、俳優の六平直政(60)を父に持つMF六平光成(23)のリーグ戦初ゴールで同点。直後の同44分に川崎Fの日本代表FW小林悠(27)に勝ち越しゴールを決められ、前半を1―2のビハインドで折り返した。

 だが、後半5分にDF吉田豊(24)の今季初ゴールで再び追いつくと、同32分から途中出場していたFW村田和哉(26)が土俵際の45分にスルーパスに反応してゴール前に持ち込み、角度のないところから右足でゴール左隅に決勝ゴール。4月19日の第8節・徳島戦(鳴門大塚)以来、実に7カ月&23試合ぶりとなるアウェーでの勝利をもぎ取った。

 殊勲の村田は「きょうは命を懸けて戦った。その結果が勝利に結びついたと思います」と興奮冷めやらず、「ワンチャンス絶対来ると思ってたんで、昨日の夜からイメージしていた。まさにその通りだったんで自分が怖いです」と会場を“村田ワールド”に染め上げた。

 1993年のJ発足時から参戦した清水はこれまで1度も降格がなく、さらにチームカラーがオレンジ色のチームが降格したこともいまだかつてない。「皆でつかんだ勝利。残り3戦、一丸となって死ぬ気で戦います」。オレンジ軍団の逆襲が敵地から始まる。

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