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なでしこ千葉 解任の上村総監督「重大なセクハラ行為」していない

[ 2014年10月6日 15:07 ]

 所属選手への重大なセクハラ行為があったとして、9月12日になでしこリーグの千葉総監督を解任された上村崇士氏(40)が6日、代理人弁護士を通じて報道各社にファクスを送付し、自らの潔白を訴えた。

 代理人弁護士の名前で送付された書面によると、「上村氏は『重大なセクハラ行為』など一切行っておらず、上村氏の言い分が詳しく調査されることなく契約解除されたこと、及び、一部で、重大なセクハラ行為があったと断定するかのような印象を与える報道がなされたことについて、大きな精神的ショックを受け、誠に残念で悔しい気持ちを抱いております」と主張。

 その一方で、「今回の件をきっかけに、女子リーグの総監督として、配慮に欠ける行動と言われてもやむを得ない行為(例えば、練習中、選手の肩をポンと叩く、指導のために選手と1対1で部屋で会う等)があったことは自覚し、深く反省するとともに、こうした行動を不快に思われた方に、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

 そして、「最後になりましたが、リーグやファン、その他関係者の皆様にご迷惑をお掛けしましたことを改めてお詫び申し上げますとともに、今後、さらに気持ちを引き締めて、このサッカー界で鍛錬を重ねて行くことを表明させて頂きます」とサッカー界復帰への強い気持ちも明かした。

 上村氏は国見高(長崎)から1992年に横浜F入りし、神戸、鳥栖、川崎F、C大阪でもプレー。1メートル91、86キロの大型ストライカーだったことから「ジャンボ」の愛称で親しまれ、市原(現J2千葉)時代の02年シーズンを最後に現役を引退した。その後は千葉で普及コーチを務めた後、05~06年、08~13年に千葉レディースの監督を務め、13年シーズン終了後に退任。今季からは総監督に就任していた。

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2014年10月6日のニュース