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前田&川口先発落ち…磐田 ショック療法実らず3連敗

[ 2013年8月11日 06:00 ]

<広島―磐田>前半、競り合う広島・森崎和(左)と磐田・山田

J1第20節 磐田1-2広島

(8月10日 Eスタ)
 磐田はエース・前田&守護神・川口をスタメンから外す大ショック療法も結果には結びつかなかった。後半26分に、MF山田から送られた絶妙なクロスをFW金園が押し込み、一度は同点に追いついたものの、同32分に途中出場で入ったDF黄錫鎬(ファンソッコ)に強烈なミドルシュートを決められ、万事休す。これで今季2度目の3連敗、アウェーでの勝ちなしは14戦連続となってしまった。

 ケガ以外で前田がベンチスタートとなるのは、08年7月5日の鹿島戦以来1862日ぶり。就任当初から「現状打破」を訴え、チームを率いてきた関塚隆監督(52)は「チームにエネルギーを与えたかった。一つの決断」と選手起用に強いメッセージを込めた。前田は、後半6分から途中出場したが、決定機に絡むことはなく、エースの不調がチームの勢いを現すような状況が続いている。

 15位鳥栖が横浜に敗れたため、降格圏脱出に必要な勝ち点差は4のまま。「一つになって勝つ気持ちをもっと持ちたい」と関塚監督。下位を争う次節・湘南戦が磐田にとって一足早い真夏の天王山となる。

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2013年8月11日のニュース